ずーっと前から欲しかったんですが

ゲルニカのCDを一気に3枚買い。もちろん中古で。

シングル「銀輪は唄う」が出たのが15歳ぐらいの頃で、やっぱり当時からこーゆー派手な転調の曲に反応しがちなコドモだったんだと思うんすよ。
一応テープに落としてちょくちょく聴いてはいたものの、派手な転調好きなオトナになってからはもっとまともなソースで所有していたいと思うようになるばかりで、とっくに絶版となったCDを長年探し回ってようやくゲットした。
コレが高いんだ。一枚7,000円ぐらいする。
でもたった今、先週張ったばかりのチェロ弦を切っちまい、コレが4,200円。
一週間で4,200円が水泡に帰したのに比べれば、随分割のいい買い物だと思う。

当時聴いてたのは、俗に云うアナログ版のレコードってヤツだった訳だが、CD版の「銀輪~」を今聴くと全然テンポが速くてキーが高いの。
今までそーんなに遅い回転で聴いてたんかい。
総評としては、1st「改造への躍動」は今やデモテープみたいなクオリティでアレレな感じだけど、2nd「新世紀への運河」は好きだし、3rd「電離層からの眼差し」は熟成されてて尚更宜しい出来だから、今回の買い物は良しとします。

ところでコレって、¥ENレーベル作品なんだよな。
¥ENレーベルってのは、今で云うスケッチ・ショウの2人がYMOやってた頃に立ち上げたニューウェーヴの香りプンプンなレーベルで、当時はダントツで面白い事をやってくれそうな存在だったけど、こんな全編オーケストラな昭和初期風ユニットまで輩出しちゃうんだから懐が深いやね。

蛇足ですが、派手な転調が好きって書いたけど、やればいいってモンじゃないんですよ。転調って。
最近の音楽は目的も無く、ただ転調してるだけな曲が多い。特にユーロビート系なんか無節操極まりないんだが、センス良く調を転がせてる人ってホントに少ない。
でもまぁ、オマエの転調も相当やりすぎだ、なんて云われちゃうと立場無いんすが。