ハウスダスティーな毎日

最近また、本気で音楽をやったろかと思うようになりまして。

以前ちょっと触れたけど、10年前に病気で倒れてしまって、その反動で音楽を作るのはおろか、聴くのさえイヤになってしまったんだから、その頃を思えばエライ進歩だ。
ようやくここまで帰って来れたかー、としみじみ思っちゃったり思っちゃわなかったりしている。
今のテンションをラーメン二郎で云うなら、大ブタ野菜マシマシぐらいな感じだ。
この調子で年末あたりに、大ダブルマシマシカラカラニンニクぐらいになってたらマヂで行ったろかと思う。二郎に。嘘です。二郎に行ってどーする。散々例えておいて何だが、二郎はニガテだ。

最近はサンレコ誌を新旧織り交ぜてむさぼり読む毎日で、ソフトやハードだけではなく、ラックとかケーブルなんかも眺めてニヤニヤしてるんだから、あまり褒められた復活劇ではない。
だから当然、今は家の中がメチャクチャだ。
オレは何をやるにもカタチから入りたがるタイプだから、早速部屋の模様替えに着手しているのだ。
過去にオレがやってきた模様替えってのは、せいぜい機材や机の置き場所を変える程度なんだが、今回はちょっとレベルが違う。
スピーカーを載せた机を前に引っ張り出しちゃあ音を聴き、後ろの壁に何か貼っちゃあ音を聴いて一喜一憂しているぐらいならまだいいが、分電盤を開けてみて、何だよ100Vがまだ3回路も余ってんぢゃねえかフフフと思ったりしてるんだから、サンレコも罪な雑誌だ。
しかし残念な事に、オレはハウスダストに滅法弱い。
埃を払えばヘックションコノヤロを発し、掃除機が塵を吸う横でオレの両鼻は水っパナばかり吸う始末だから、ここ何日も鼻水が止まらないのは毎日部屋を掻き回している報いだろうとフツーは思う。

姉ちゃんからガラガラ声で電話がかかってきた。早速新型インフルかと心配したら、娘が沖縄の修学旅行から「笑いすぎてノドが痛い~」と云って帰ってきたらしい。限度を知らない娘のバカ笑いに呆れるばかりですっかり油断してたら、今や家族全員がこんな声になったんだと云っている。
そんな話を聞かされて、オレの方がすっかり呆れてしまったんだが、そんなオレまでハウスダストアレルギーを装ったリアル風邪にまんまと引っかかったと来た。
このご時世に風邪をひいたとなれば、心配なのが新型インフルの可能性だ。
そんな旨を母に云うと、何でも幼馴染のリカちゃんが2日前に新型にかかってしまい、今実家でタミフルを飲みながらオバサンに看病してもらってるんだという話を聞いて、いよいよ新型も身近な存在となってしまったんだなあ、と思っていたところへ家のピンポンが鳴った。
「ごめんなさーい、ご心配かけましてー。リカの熱が36度まで下がったのよー。もう大丈夫なのでホントご心配かけましたー。あ、コレ、実家からいっぱい送ってきたの、よかったら食べてー」
喰える訳ねえだろナロー!!一体何て事をしてくれやがるんでしょう。
家族の誰かが新型にかかったら、一週間ぐらいは他人との接触を避けないとダメだって保健所でもテレビでも散々云ってんぢゃねえかー。
そんな翌日、オレはホントに微熱を出したんだから、これはエライ事になったと青ざめた。
何がエライ事かって、我が東京がナビスコ杯の決勝を戦うという大イベントがいよいよ目前にある。
前回の優勝から5年も待ち続けた、死ぬ程大事なイベントをフイにしてしまうと考えただけで死にそうになったが、結局翌日には熱も引きましてね。いやー助かった。
それ以来、毎日ナビスコ決勝の事だけを考えて体調管理をキッチリやってたんだけど、どうやら無事にいよいよ明日というところまで漕ぎ着けた次第で。

ただ、家の中はまだメチャクチャなままで、毎日配置換えと配線と片付けと掃除を繰り返している。
外に出る時よりも、家にいる時の方がマスクの使用頻度が高いんだから、どんだけキタネエ家に住んでるんだよっつー複雑な気分であり。