相変わらず、ランニングを続けている。
と云っても、2月から4月にかけてはバカクソに忙しくて、3ヶ月でたったの4回しか走れなかったから、続けているというのは多少ウソだったりする。
ようやく5月に入って再開したものの、おかげでタイムもめっきり落ちてしまった。
去年はぼちぼち走ってたおかげで、年末あたりには10kmを50分で行けるようになった。
これは安田美沙子や古田敦也よりもチョイ早ぐらいなペースだ。
ただ、安田美沙子はすでにフルマラソンを2回も経験しているから、オレなんかよりも経験値は遥かに上な強敵だが、その強敵が最近またランニングを再開したらしい。
むむむ、コレはイカン。うかうかしていると軽ーく追い抜かれちまうだろう。
オレも今や、焦って体に負担をかけちゃダメな年齢である。若くないとこーゆートコが面倒だ。
だから飛ばしたい欲求を抑えつつ、去年のオレレベルまで戻す事を目標にてれつく走っていたら、何とか9kmを45分ってトコまで復旧した。ここまで来れば安田美沙子だって簡単に抜けまい。
去年までは禁ラーメンをしていたが、今はランニングでカロリーを消費できるおかげで、再びラーメン人へと華麗に返り咲いた。
咲いたのはいいけど、禁ラー中に買っちゃったハーレーにいろいろ手を掛けたくもあるから、普段は食費をケチる事ばかり考える毎日だ。
だから最近は、一週間のうち6日の昼飯を500円程度に抑えられたら、そのご褒美に7日目にラーを喰うというパターンが確立されつつある。
つーか、そもそもラーメンってのは庶民食だったハズだよな。
それがいつの間にか、倹約したい時にはゴハンを食べて、財布が潤ったらようやくラーを喰うといった逆転現象が起こっているんだから、どうにも釈然としない。
でも、いい事もある。どーでもいい食事を繰り返した7日目に食べるラーがコレまたウメエんだ。
過去にラーを散々食べ歩いていた頃には感じなかった、ラーを食べる至福ってヤツを毎回覚えるようにさえなった。
結局、禁ラーと倹約を機に、ラー好きに拍車が掛かってしまった格好だ。
先日も「ラーメン食べ歩き隊」(略して「裸体」)でツアーに出たが、やっぱり裸体で旨いラーを求めて食べ歩くのはいいなあとつくづく実感。
先日、一人で田舎に行ってきた。
いとこに以前譲ってやったSR400というバイクが相当カスタムを重ねて様変わりしたそうで、かなりスリムになってカッコイイから見に来いと前々から云われていた。
ところで、先方の家族はオレがライダー復活した事を知らない。
ましてやオレがハーレーダビッド息子でやって来るなんて夢想だにしてなかったモンだから、案の定、オレの登場を想定通りのリアクションで迎えてくれた。
だが、肝心のいとこ君だけは仕事が忙しく、なかなか帰って来ない。
いとこ君は車で出勤してるから、倉庫に置いてある自慢のバイクを留守中に勝手に見ちゃあ悪いかと思って気を利かせていたら、叔父さんが「改造したバイクを自慢したくていたのによ、オマエあんなバイクで来るモンだからよー、何か可哀想になってきたなー」なんて云い出したから、じゃあオレのバイクをどっかに隠しておこうか、って話を切り出してみたんだが、最終的には、
「じゃあバイクをすり替えちゃうのはどぉ?で、颯爽と帰ってきて『ホラ見て、いろいろパーツを外してタンクも小さくしたら、バイクこんなに小さくなっちゃって・・・』って云ったら、今までの倍ぐらいデカイのがドーン!」という、バイクだけじゃなく同情案までもが計略案へとすり替わってしまい、一同キャーキャー喜んでいたところで主役が帰ってきた。
玄関を開ける前にハーレーを見たらしい。「嘘でしょ・・・嘘でしょ・・・」なんてうわ言のように呟きながら入って来たから、家族大喜びですよ。全然可哀想だなんて思ってねえの。
いとこ君から、そのSRに付ける予定だったという、いい感じにヤレたシートを貰ったから、現在何とかしてハーレーに装着しようとアレコレ作戦を立てている。なかなか楽しいライダー生活であり。
ただ、楽しいライダー生活の中でも、奇妙な癖が出る事が度々あって。
例えば先日、日産スタジアムへ行った時もそうだったんだけど「この道をコッチに行けば綱島の方かー。桃源の塩ラーはホタテとかの貝系のダシがイイんだよなー。で、コッチはセンター北で、くじら軒も昆布が効いた塩ラーでウマイんだよなー」などとつい思ってしまう、悲しくも卑しきオレだ。
つーか、地理をラーメンの味で覚えるのはいい加減止めようぜ。
それと、バイクをどんなカスタムにしようかなーと思案しつつ、ハーレーの本をパラパラと早めくりしていたら、途中でチラッと見えた「ディーラーメンテナンス」の文字のラーメンの部分に思わず反応して手が止まってしまった時の情けなさと来たら。
もうね、ラーメン酔っ払いですよ。ここまで来ると。もはや廃人同然であり。