新しきを温ねて故きを知る

映画「魔笛」を見た。

モーツァルトのオペラを題材としている事以外は何も知らずに見た。
最近の映画はスゴイのう。どこまでがCGでどこまでが空撮なのか全然ワカラン。
構図とかもセンスが良くて所々でドキッとした。
音楽はもちろん絶品だし。何たって晩年のモーツァルトですよ。
あのバケモノ、年とっても音楽が枯れないどころか、死ぬまで上昇カーブ描きっぱなんだもん。
ただ、そんな偉大なるモーツァルト先輩ですが、曲自体はいいんだけど、脚本と曲のマッチングがかなーり適当。
200年前はアレでも良かったとしても、今の時代では無理っすよ。
つーか、ストーリー的にも脚本が古いせいか相当バカバカしい。
何しろ登場人物が何かにつけて自殺したがりすぎる。
で、自殺したくなったところに都合良く首吊りロープがスタンバってるんだから笑える。
まぁいろいろ云ってるけど、DVDが出たら絶対に買うでしょうね。
やっぱりあの映像は舞台を遥かに凌ぐし。
歌が全部英語になっているんだけど、違和感無く聴けたのは相当工夫したからなんでしょう。
現代版にリメイクしたスタッフはとっても優秀だと思いますよ。

リメイクと云えば、最近は「ナムコミュージアムDS」がお気に入り。
13歳の頃、「ギャラクシアン」と「パックマン」の飛び抜けたセンスに惹かれて、この二つのゲームに「namco」って書いてあるという共通点を見つけてからは、ゲーセンに新作が入荷するとまず最初に「namcoかどうか」をチェックするようになったという、当時としては随分こましゃくれたガキだった訳ですが、結局「ドルアーガの塔」で精魂尽き果てるまでずっとナムカーだったオレとしては、そんな人生で一番楽しかった時期の思い出を丸ごと携帯できちゃうんだから最高です。
ところが悲しいかな、腕の方はもはやからっきしダメになっている。
昔はパックマンはカギジュー(鍵10面)以上行ったし、他のゲームだって一周ぐらいはできたモンだが、今やパックマン5面、ギャラガ9面、ゼビウス3面、マッピー5面。ディグダグ2はまぁアレとしても、ギャラクシアンに至っては2面クリアする自信すらない。
ただ、ドルアーガだけは当然、電源入れてまず最初にクリアした。
そんなオレだから、普段ならドルアーガだけでも買ってしまうんだが、今回は違う。
何とビックリ、音楽をやってるのが並木さんだという。
この、烈火魂を唯一継承した物好きな御仁がですね、これほどの舞台を用意されてハリキらない訳がない。
だから、買って二週間ほど経過した今でも、オープニングデモを飛ばした事がない。
やー、やっぱいい仕事してるなあー、って思いながら必ず最後まで見てしまうのでした。