粗品

いやー、ご無沙汰っすご無沙汰っすー。

10ヶ月も放置しておいたにもかかわらず、ご来場ありがとうゴザイマス。
ココのカウンター、一日に同じIPを二度読まない設定にしてるんで、表示イコール人数なんだけど、長い事サボっていた期間も着実に来場者数が増えてまして、つい先日トータル30万を突破シマシタ。
ホント有り難い事です。

なのでまぁ、30万アクセス突破記念と、放置してたお詫びも兼ねて曲をUPしましてん。
Propellerhead ReasonをVer.7にしたのをきっかけに、Reasonぐらいちゃんと使いこなそうと思うようになって、その練習と称して昔の曲をReasonで鳴らしてみたモンで。
つーか、最近は音楽活動が楽しくてねい。
サッカーとかバイクとか他の趣味はそっちのけで、ヒマを見ちゃあ弾いたり打ち込んだりに勤しむ日常であります。
どのくらい勤しんでるのかっつーと、そらもぉサイトの更新を犠牲にする程に。あ、そーゆー言い訳はイランっすか。

ゲーム音楽を作る際、シーケンサーを使ったイメージ音源を作ってから本チャンのプログラムに入る人もいるけど、オレはイメージ湧いたら直接プログラムを打っちゃうんで(五線譜にスケッチ程度なら書く)、今時のパソコンでそのまま読めるような曲データってのはあまり残ってない。
プレステやサターンなどの32bit機以降は音符データのフォーマットがSMFになったからまだいいんだけど、基本的にPSやSSの仕事は阿保君に回してあげて、それ以外のヨゴレ仕事を優先して片付けてたから、尚更SMFも残ってない。
そんな状況下での、なけなしの32bit曲のSMFを見つけたんで、試しにリメイクしてみた次第っす。
ホントは展開部とかオチなんかも新たに付け足そうかと思ったんだけど、まぁ主な目的はReasonの練習なんだし、ゲーム音楽の野暮ったさをそのまま残しておくのもソレらしくていいかなーと思って、敢えて無限ループ形式のまま晒す事にした。

ところでこのゲー曲、個人的にはまあまあ好きな部類なんだけど、残念な事にオリジナル版は音がヨロシくなくてですね。
内蔵PCMで多彩な音を出したい場合、複数のバンクをシーン毎に切り替えるという技を使うのが常套手段なんだけど、このゲームの企画者、スーファミの頃にプログラマにバンク切り替えのバグを多発されたっつートラウマ持ちなせいで、サウンドは切り替えナシの1バンクなんていう鬼畜な仕様にされちまった。
しかもコレ、良くない事にボードゲームである。
ボードゲームってのは膨大な量の効果音を要するんで、サウンド容量のほとんどを効果音に持って行かれる。
そうして余った、ほんの僅かな容量で音楽を作る悲しさですよ。
だからこのゲー曲は、同じ音色ばかりを使い回さざるを得なかったっつー騙し騙し戦法に頼るしかなかったんだけど、これだけピコピコ音源歴が長いと、音色がいくつかあれば何とかなっちゃうモンで、騙し騙しもそれほど苦労せずに出来ちゃう。
ただ、商品として並んだ時の恥ずかしさってのは当然あって。
大手メーカーの大作ゲーなんてのは納期も容量もたっぷり用意されてるし、サウンド開発面を見ても曲を作る人、効果音を作る人、PCMデータを作る人がそれぞれいて、その仕事だけに集中できる。
そーゆー作品と一緒に店頭に並ぶとやっぱり見劣りしちゃうからねー。
そこが弱小ソフトハウスのツライとこナリ。