あんまりよろしくない

バイクが納車して、2週間が経過。

生活の中心にバイクが居据わり続けて2週間とも云える。
買う前から分かってはいたけど、いや楽しいねい。
家に帰ってバイクにカバー掛けてる時なんて、今日はもう乗れないんだなーとか思っちゃって悲しいんだ。
そんなテンションだから、バイクのパーツ屋には2日に1回は参上する始末だ。
世の中のバイク好きの一員として、こんなシートにしたらカッコイイかなーとか、こんな潤滑剤があるけど効くのかなーとか思いながら、これと云ったアテも無くショップの中をウロウロ徘徊してる風に思わせておいて、実はそうではない。
バイクに合わせて、メットも新調するのが当面の目的だ。
しかし、どれにするかがなかなか決まらないんだ、コレが。
慎重派なオレの真骨頂と云ったトコロです。優柔不断ではなくて。
でも、欲しい物はもう2つに絞ってある。地味なヤツと派手なヤツだ。
どっちかと云うと地味な方に心が傾きつつあって、今日こそは地味を買うぞと勇んで行くんだが、試着してみると何かがシックリ来ない。
で、今度は派手を被ってみると、コレが捨て難いぐらいに合う。
だけどこんな派手なのにすると、着る服が限られてしまうんだよな。
そーゆートータル的な考えで行くと地味だよなーとまた被ってみると、服にはいろいろ合いそうだが、どこかビミョーな空気になる。
も一度、派手を被り直す。やっぱオレはコッチが似合うんだよなー。
でも後々後悔しそうだとまたまた地味を被る。うーん、やっぱりオレ自身には今ひとつマッチしてないような・・・
ここで悟ってしまった。地味がシックリ来ないのは、オレのツラが濃いせいだったという悲しい現実を。
何てこったい。今さら顔を薄めるのなんて無理さアハハ。
そんなオレ本体の特性に合わせて派手で行くか、汎用性の地味で行くか。
うーん、困った。どっちにしよう。非常に悩む。
も一度云っておくが、優柔不断ではない。とっても慎重なのだ。

膝の方も、すっかり良くなりまして。
最近は歩くも走るも自由だし、階段だって一段飛ばしで上るし、チャリだってグルングルン漕ぐ。
バイクに傾倒してる最中だけど、時々チャリに乗ってみるとチャリの良さがスゲーよく分かるんだから不思議なモンです。
休日にチャリで野川を上って、地球屋で蕎麦を喰らうのが特にお気に入りのコースだから、先日も膝が復調したところでいっちょ行ったるかとグリングリン漕いで行って、すでに閉店してた時のショックと来たら。
仕方なく我が家の方面へトボトボと帰って来たんだけど、実は最近、うちの近所にうんまい蕎麦屋が何軒かある事を知ってしまい、代わりにそのうちの一軒に行ったらやっぱり旨かったから良しとした。

膝だけは良くなったんだけど、相変わらず体調は微妙。
K社を辞めた時から、おそらく自律神経が失調気味なんだけど、先日うちのポストに入ってた整骨院のチラシを見たら、こんな症状で困っているアナタは云々と書いてある下に、オレが困っている症状が全部列記してあったから、つい嬉しくなって行ってみる事に。
実は初めてなんですよ、東洋医学のお世話になるのは。
酷い肩こり持ちなくせに、今までマッサージとか整体とかに行った事がないのは、やっぱり何かと不安があったからだ。
だって、お灸って、ジジイの背中とか少林寺の額に規則的に並んでいる、あのピンズの事でしょ?
そーゆー不気味な世界に踏み込むのはちょっと抵抗あるんだな。
そして整骨院に到着してみたら、電飾がエロいピンクの看板なんですよ。
そっちのマッサージかよ、ってツッコまない人はいないだろうと思うぐらいの。
だから予期せぬ方面に不気味で、思わず途中まで引き返したんだけど、やっぱり体調悪いままでいたくないから、意を決して入る。
入ってみたはいいが、こちとら立派な整骨院童貞ですよ。
初めてで勝手が全然分からないのに、一向に誰も構ってくれやしない。
ここで待ってればいいの?とか、ベッドに仰向けに寝てればいいの?とか、ところでオレは一体何をしてもらえばいいの?とかいろいろ思ってたら、若い茶髪の先生が来た。
困ってる事はいろいろあるんだが、とりあえず自律神経的なとこから始めてくれと云うと、ではマッサージをしましょう、肩が凝って自律神経を圧迫してるから、耳鳴り吐き気めまい偏頭痛って症状が出るんですと云う。
おー、ピンポイントですよ先生。それが治れば願ったり叶ったりだ。
期待も高まる中、肩を中心に電気を流してマッサージをしてもらってたら、ハイ時間です的な感じで唐突に終了。
感想はと云うと「?」である。
マッサージに行った人ってみんな、気持ちよかったとか体が軽くなったとか云うモンだけど、それが全然ナイ。
あからさまに顔に?マークを浮かべていたら、先生、「後頭部のココに肩こりの元があって、ココに鍼を打つと楽になりますよ」。
だったら最初っからソッチをやらんかい。
先生も次の患者が待っているらしく、いそいそとどっかへ行ってしまい、気が付けばまた独りぼっちにされていた。
整骨院デビュー戦なのに、こんなに投げっぱなしデスカー。
そんな感じで、良く分からない状況なオレはやっぱり、もう帰っていいの?とか、鍼はどーするの?とか、次はいつ来ればいいの?とか思いながら、とりあえず金を払って帰ってきた。
しゃーないから、近々後頭部に鍼を打ちにいくとするか。