貧乏ヒマなし地獄

今月はまだ一日しか仕事を休んでない。

しかも、次はいつ休めるかなんてワカラナイ。
だから今月は部屋の掃除もしてないし、布団も干してない。
ただ、金を使うヒマが無いから、金だけは減らない。
そのくせ貧乏感がずっと抜けないでいるのは、毎日極めて後ろ向きな気持ちで厭々働いているせいだろう。
しかも毎日、掃除もしてない部屋で、干してもいない布団に寝てると来た。
おかげで一層貧乏感にも拍車がかかりがちである。
結局、仕事が忙しいにしろ忙しくないにしろ、どっちに転んでも貧乏からは抜けれない訳だな、オレは。

一緒に仕事をしているオジサン達は全員、重度の風邪をお召しになられているんだから参る。
10コ上のオジサンは比較的軽症だが明らかに体調が悪く、3コ上のオジサンは何十年ぶりかで39度の熱が出たと云い、1コ下のオジサンはようやく便が半練りぐらいまでに戻ったらしい。
おかげで唯一ヤングなオレもちょっと菌をもらってしまったが、一応無事だ。
掃除してない部屋と、干してない布団の中で何とか凌いでいる。
冴えない顔を浮かべたマスク姿のオジサンの中に、一人だけ素顔のお兄さんという組み合わせで仕事をしてるんだが、昔の人間が「ナントカは風邪を引かない」なんてアホウな例えをしやがったおかげで、オレだけがそのナントカ側の種族に見られているようで非常に面白くない。
しかも、みんな揃って「食欲が無い」とか云って、昼食はコンビニでヨーグルト主体の喰い物ばかり買っており、その傍らで容赦なくメシを掻き込んでいるオレはますます形勢不利だ。
そして、何とか無事にタチの悪いウィルスをはね除けて家に帰れば、待っているのは掃除してない部屋と干してない布団である。どうにもやり切れない。

まぁダラダラと書きましたが、先日行ったカラオケで「アナーキー・イン・ザ・UK」を熱唱した理由としては、まだ弱いっスかね。